世界の終わりと世界の始まり 1頁

金曜日, 2月 20, 2015

目が覚めると白い空間の中にいた。

とても寝心地の良いベッドで寝ていた筈なのにだ。

白い空間といっても空に色はある、しかし・・・とてもとても薄い夕焼け色だ

これが死後の世界なのか・・・。

信じられない事だが急に人が目の前に現れた。

紋様のある黒いドレスを着た清廉な女性だ、

海を連想させるような蒼い瞳には、吸い込まれそうな神秘的な美しさが感じられる。

綺麗な肌と人形を思わせる様なかわいらしい体つきは、何故だか私と彼女が”違うモノ”なのではないかと錯覚させる。

「こんにちは、ガラード・・・ガラードさんですね?貴方が来るのを待っていました。」

「何故私の名前を知っている?君は誰だ?」

「私はナオ。貴方のような澄んだ魂を持った方をエリンに導くのが私の役目です」

「エリンとは何だ?ここは何処なんだ?」

「時間ですね。少し名残惜しいですが・・・。それでは、エリンでの出来事が貴方の幸福になる事を祈っています。」

「待ってくれ、わたしのはn・・・・」

私の意識はここで途切れてしまった。

 

 

目を覚ますと私は何処かの村の中で倒れていた。

人はたくさんいるのに誰一人として私を介抱しようとする者はいなかった。

この村の住人は他人に冷たいようだ、

体を起こすと何かが落ちた。

小奇麗な封筒に入った手紙の様だ、

すこし行儀が悪いが開けてみることにした。

 

『ガラードさんへ

この手紙を読んでいただいている頃には、

貴方はエリンにあるティルコネイルという村にいるはずです。

エリンでするべきこと、したいことを探すのが

貴方のエリンでの生活になります。

まずは村長のダンカンさんに会ってみるのがいいでしょう

きっと貴方の力になってくれるはずです。

それでは、また会える日を楽しみにしています。

ナオより

P.S 同封の紹介状を必ずダンカンさんに渡してくださいね。』

 

先ほどの白い世界で出会った少女からの手紙であった。

どうすれば家に戻れるかもわからないので

とりあえずはダンカン氏の元へ向かうこととする

 

 

Iolite day      Garrard Jeweller    手記1頁

2 人が拍手